上達のために必要な考え方

思うような結果が得られなかったとしても、あなたの価値は変わらない

投稿日:2015年2月9日 更新日:

管打楽器ソロコンテスト大阪大会にて、銀賞を獲得した子が、こんな事を言っていた。

地区予選の時の方が暗かった。大阪大会、明るくて人の顔が、いっぱい見えた。

いえ、あの、両方、同じだったから(笑)

どうして、こんな風に感じたのか


地区予選の時は、回りが暗く見えるほど、集中していたんだよね。だから、この時、自分が納得できる演奏ができた。ノーミスだったもんね。

ここまで集中できるって事は、とっても珍しい。しかも、こういう大会では特に。一生に数回、味わえるか味わえないかの貴重な体験ができたことは、大阪大会へ進めた事よりも、素晴らしい事だった。

舞台には魔物が住む

 
舞台には、魔物が住むと言われてるけど、コンクールは特に、緊張という名の魔物が強力で、自制心や平常心を失わせ、普段通りの演奏ができなくなるものなんだよね。だけど、彼女は、この日、勝利の女神がほほ笑んだ。
 

でも、この魔物に負けてしまって、思うような演奏ができなかったからと言って、あなたの価値が下がるわけでも、してきた努力がなくなるわけでもないんだよね。今、思った結果が出なくて、がっかりしている気持ちが大きい人ほど、努力した、という証拠なんだよ。
 

そのことに、誇りを持とうね!

頑張った自分をほめてあげようね!!魔物に打ち勝つ方法は、練習をすること、経験を踏むこと。それしかないのだから。
 

でも、めげずに、何度も何度も挑戦するうちに、いつの日か、緊張の中でも冷静に、自分を見つめれる日がやってくる。

こういう経験は日常生活でも活きる

 
音楽家にならなくても、将来、人前で、何か話す必要が出てくる場合がどうしても出てくる。こういう体験は、その時に活きてくるんだよね。プロにならないから、発表会やコンクールは必要ない、緊張するから嫌、なんて経験を避ける事はやめようね。

いつか、何かに立ち向かわなければいけない日は、絶対やってくる。そのための訓練だと思って、ジャンジャンやっていこうね!

お知らせ

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