まず、ロングトーンから音色チェックが大抵始まるのですが。開口一番「それ、どんな音をイメージしてる?」と言われました。生徒さんは黙ったまま。つまり何も考えて吹いてなかったというわけです(笑)
「それ、バレバレだから(笑)」と。
そうなんですよ。何も考えずに吹いてたらバレバレなんですよ(笑)
そこでこんな指摘がありました。
自分が出したい音を思い浮かべて音を鳴らす。自分の音に責任を持つ
ロングトーンは音出しだからと、何も考えずに吹く人がとっても多いんです。でもね、うまい人は絶対、ロングトーンで手を抜いたりしません。その昔、ベルリンフィルの首席奏者のエマニュエルパユも、ロングトーンも曲だと思ってやるように。と公開レッスンで言っていました。
楽譜もない、だた音を出すだけの段階でいい音色が出せないのに、どうして曲でいい音色が出せるでしょう。
もっと真剣にいい音色が出るように集中してロングトーンに取り組んでみてください。長くする必要はありません。
曲の練習にも言えますが、漠然とイメージを持たずに、音符をおいかけて吹いているだけでは絶対に上達しません。自分はどんな音色で演奏したいのか、ここはどういうイメージにしたらしっくりくるのか、強弱記号はpだけど、弱弱しくなのか暖かくなのか優しくなのか…そんな事を考えながら集中して練習していれば、すこしづつでも必ず自分の思っている演奏に近づいていきますので、今日から考えて練習するようにしてみてくださいね(*´ω`*)