昨日、グリーンブックを見に行ってきた。ピアニストの話なのでどうしても行っておきたかった作品だった。
あまりの差別に、昔ってほんと黒人の音楽家って、大変だったんだなと。きっと昔の女性もそうだったんだろう。
今の日本は誰でも自由に音楽がやれる。やりたいことが当たり前のように出来る。ほんとによい時代に生まれた。しみじみ思う
この映画を見て一番心に残ったのはドンシャーリーの「私のショパンも私だけのものだ」という言葉だった。(注:記憶があいまいなので他の作曲家だったかもしれない)
黒人のピアニストのドンシャーリーはきちんとクラシック学んでるのに黒人だからポップス求められ、それで成功してツアーをすることになった。が、自分の専門はクラシックだと主人公のトニーに打ち明ける。トニーはクラシックなんかより、オリジナルの方が良い、それはあなただけのものだ、と言った。
そこでさっきの言葉が出てくるわけだ。
「私のショパンも私だけのものだ」
確かに、その人が奏でる曲はその人にしか出来ないもの。そのドンシャーリーの言葉に猛烈に感動した。
私は私だけの演奏が出来ているだろうか。
今までも、それをいつも考えてきた。これからも忘れず今の自分にしか出来ない演奏をしていくために日々努力したいと思う。