今年は、とても大きな挑戦の年でした。
10年前に離婚する前からやってきた副業の勉強指導を、今年の2月で辞めました。勉強指導はやりがいもあって、自分にとても向いている仕事だったと思います。
でも、受験生がいる年は、音楽より勉強指導中心の生活になりました。生徒さんの人生を握っているのに、手を抜くなんて考えられませんでしたからね。全力投球を毎回していました。
行きたいコンサートを我慢したり、本番や受けたい講習会を控えたり。
とはいえ、副業で勉強指導していた家庭の方々は、みなさん、演奏の本番があったりしたら、そちらを優先してくださいと、振り替えをしていただけていたので、とても恵まれた環境でした。その事には今でも感謝しています。
でも、音楽をやるために副業をしているのに、その副業を優先している自分に、なんのために副業をやっているのか、と、心の中に葛藤がずっとありました。
なので、勉強指導している生徒さんは、私から卒業するまでは全員責任もって面倒見る。でも、新しい生徒さんは取らずに、最後の生徒さんが卒業したら、音楽一本にする。そう、心にかなり前から決めていました。
そして、それを、この3月から実行しました。
生活出来るのか、とても不安でしたが、おかげ様でなんとかやれています。
特に、今年は演奏方面が思っていたよりうまく行きました。大阪だけでなく、九州、岐阜、栃木でも演奏しました。
コロナ禍になり、何も出来なくなって初めて気が付いた、「演奏でも稼ぎたい」とう気持ち。それに従って、定期的にレッスンを受けることを再開し、リサイタルだけてなく、コンクールを受けたり、その他、沢山の演奏活動を積極的にやってきた事が、実を結んできたのかなと感じました。
そして、今まで、フルートに必死すぎて、なかなか力を入れられなかったオカリナ。今年はめちゃくちゃ力を入れました。結果、本当に沢山のご縁が出きて、みなさんに良くしていただき、とても楽しいオカリナライフを送る事も出来ました。
教室の方は生徒様があまり増えなかったものの、みなさん、とても積極的でいらしたし、門下生以外の方の参加もあって、とても濃い教室活動が出来たと思います。
大海原に船で漕ぎ出す、それくらいの覚悟で挑んだ、2023年。無事にこうして終えれる事に、涙が出てきます。本当に楽しくて、幸せで、充実した日々でした。
これも、沢山の方々が支えて、応援くださったおかげです。その中でも、一番、助けてくれたのは息子でした。本当に息子には頭があがりません。
この感謝の気持ちは、来年、私が活躍することで返していこうと思います。
本年は本当に皆さま、ありがとうございました。