最近、夢を持ってない子供が多いってよく言われます。だから、夢を持てって言う演説をよく聞きます。
けどね、それ壊してるの大人なんじゃないかなって思います。
たとえば、お子さんが、プロ野球選手になりたい!演奏家になりたい!なんて言ったらどうされますか?
小学生くらいまでは応援するかもしれません。
でもね、中学生、高校生になったら「そんな夢みたいな事言ってないで、勉強していい学校に入っていい大学に入りなさい!」って言ってません?
それでどうやって夢が持てますかね?
逆に、勉強できなかったら、いい学校に入れない=就職できない=もう自分はダメだっていう子供大量に作ってるのです。
いい大学に入ったからって、今は就職できるとは限りません。
ご存じですか?
今、大学を卒業しているというのに、就職先がないから、専門学校に入りなおす学生が多いってこと。そして、理系の高卒の就職率がほぼ100パーセントだってこと。
つまり、学歴があるだけで就職できる時代はもう終わったのです。
学歴があっても、それに見合ったものを持っていなければ、ようしゃなくはじき出されてしまうのです。
私の回りには、たくさん、夢を持ってる子がいます。
音楽の生徒だけではありません。
不登校になったけど、夢を追いかけてその夢がかなう高校へ行った子、全然、勉強できなかったけど、子供が好きだからと保育士になった子、音楽家への道を進み始めた子。
どうして、そんな風に夢をち続けられたんでしょうか?
それは親が夢を持っているからです。
仕事でこんな風に喜ばれたい、もっと勉強して仕事に役立てたい、趣味でもやるからには上達したい!
そんな姿を子供に見せているから、子供も自分もそんな風になりたいって思うし、努力するんです。子供にこうなってほしい、と思うならまず大人がその姿を見せるべきなんです。
結果的には、その夢は叶わないかもしれません。でも、その努力は決して無駄にはなりません。その努力をしていなかったら開かれなかった、別の道が開けるのですから。
私は夢をかなえて、音楽の仕事をしています。でも、まだまだたくさんの野望があるので、それに挑戦してます!
そんな姿をぜひ、大人の方から見せてもらいたいものです!