今年の7月に4年ぶりのリサイタルを行います。今回で8回目になるコンサートは、この4年間に学んできたことを出したいと思っています!

前半は近現代の曲を選んでいます。近現代の曲は聞くのも難しい曲が多いのですが、今回、選んだ2曲は、そういう曲ではなく、とてもわかりやすい曲となっています。
タクタキシヴィリは民族音楽のようなメロディーが多く、ダンスが出来そうな楽しい曲です。タクタキシヴィリはジョージア(グルジア)の生まれで、だからなのかロシアの作曲家っぽい雰囲気がところどころにあり、そんなところも伝わるように演奏出来たらと思っています。
一方、グリフェスのソナタは短調で悲哀にみちた出だしから、途中、不思議な国に迷ったような、そんなメロディーに変わります。その後は、悲しみなのか力強いメロディーへと移り、最後はまた悲哀にみちた冒頭のメロディーで終わります。ポエムという題名がついていますので、私なりの物語を作って演奏したいと思っております。
後半はオペラの曲を選びました。
カルメンはみなさんご存知なので説明は要らないですよね。ファンタジーというのは、空想的なという意味ではなく、同じメロディーがどんどん変わっていく形式のものを指します。
特にこの曲はフルートのテクニックをひけらかすために書かれた曲でもあるので、徐々に難しいバリエーションへと移っていきます。それが、フルートの華やかさを引き出して曲を盛り上げていきます。そのあたりを楽しんでいただけたらと思います。
最後に演奏するタファネルのミニヨンの主題によるグランドファンタジーですが、アンブロワーズ・トマが作曲したオペラで、とても素晴らしい曲が沢山ちりばめられたオペラです。こちらもフルートのテクニックを見せるような編曲になっていますが、オペラの持つよさを大事に演奏したいと思います。
今回、伴奏は西岡仁美さんにお願いをしました。
経験豊富な方なので、とても楽しみにしています。合わせはこれからやっていきますが、私の音楽観をお伝えしながら、二人の音楽の世界を作り、それを当日表現したいです。
ぜひ、そんな演奏を聴きに7月18日のリサイタルにいらしてください。お待ちしております。
◆Webチケット販売開始しました(5月20日)


