うまくなるためには経験を沢山踏むしかない。
と言われて、あなたはどんな経験をイメージするかな?うまく演奏してやった!というイメージするかな?
残念ながら、そんな経験は失敗の経験を沢山を踏まないと経験することが出来ないんだよね。
・人前で頭真っ白になって何やってるか分からなくて落ちまくったり
・はしってしまったり
・逆に遅くなってしまったり
・ピアノとずれてやり直したり
・指が回らず変な音を出したり
・吹いてたら楽譜たてが向こうがわに倒れて楽譜が落ちてしまったり
・カラオケCDをバックに演奏しようとしたら突然再生されなくなったり
・油断してたらそこで大ミスしてしまったり
と言い出したらキリがないくらい、あれこれやらかしてきた。不可抗力なのももちろんある。
こんな目に沢山あって、がっかりして落ち込んで時には泣いて、二度とそんな演奏したくない!と、その時の反省をもとに努力して、それでもまた同じ失敗やったりしてきた。
けど、この積み重ねをやってきたからこそ、徐々に改善されていって今の私があるんだよね。そして、いつの頃からか、練習やリハより本番の方がうまく演奏出来るようになることが増えてきた。
どんなすごい演奏者も、こういう経験を経て、今の素晴らしい演奏があるのだよね。一足飛びになんてありえない。影でものすごい努力をしているんだ。
なので、私は生徒さんや友人や知り合いに、本番のチャンスがあるなら、どんどん出ようと言っている。
ちなみに、私は副業で勉強指導もしているけど、その生徒さんには、間違いは宝物だと教えている。それがあるから、次、正解するためにはどうしたらいいのかを勉強し直したり、工夫したりする。
え?間違いや失敗は出来たら穴を掘って蓋をしておきたい?
それはわかる(笑)
私も自分で言うのはいいけど、人には言われたくないから言わないでと言っている(笑)
でも、間違いや失敗は宝物だと思うようにすると少しは気が楽になるんじゃないかと思うんだ。
そんな風に思うようにして、どんどん本番を経験してもらったらなと思う!