ほんとに完璧を目指す人が多い。
そして、それが出来なかったからとがっくりする人が多い。
いや、完璧を目指して努力することはいいんですよ?
でもね、目指しても、完璧、なんてことは一生のうち1回あるかないかくらいしかないんですよ。天才と呼ばれている人たちでさえ、完璧に出来たことはほとんどないと言っています。なのに、私たちが出来るはずなどないのですよ(笑)
だから常に6~70点取れたら自分にOK出して、次へ進んでもらいたいのです。
それでも、ずっと続けているうちに、はじめ設定していた時より、絶対にはるか彼方のレベルに到達することが出来るのです。
小学校1年でずっと満点取れなくて、高学年になっても、中学生になっても満点取れなくても、この時点で、小学校1年の問題をといてみたら、ほとんどの人が満点に近い点が取れると思います。
一方、小学校1年の時から、満点取れるまで頑張っていた場合、一体、中学生になれるのはいつになるでしょう?どんなことでも、早く出来るようになりたかったら、適当なところでOKすることが鍵なのです。完璧主義は上達を妨げます。
前にご紹介した、徒然草でも同じことが書かれています。
これから芸事を身につけようとする人は、とかく「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するのがカッコいい」と言うものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例はひとつもない。