とある生徒さんが、指導の最中、自分の感情が分からないんです…
とおっしゃいまいた。
ずばり聞きました。
「一人になることってあります?」
「ありません」
だろうなと(笑)
この生徒さん、まだ小学生の低学年のお子様がいるママさん。
つまり、家で、常に母であり、妻であり、何もない自分でいることなんかほとんどないワケです。
よき母や妻であるために、泣きたいのに笑ったり、うれしくないのに喜んでみたい日々しているワケです。
自分の心を偽って暮らしている人が多いワケです。
そうしているうちに、自分の物事を感じ取る力がどんどん鈍くなっていくのです。
子供の前でも、旦那様の前でも、別に、常に物分かりのよい笑っている人間でなくなっていいですよ。泣いてもいいし、うれしっかったらキレて文句を言ってもいいんです。が、長年それが習慣になっている人は、なかなかそれが出来ない。
そういう方は、ぜひ、一人の時間を作ってみてください。
家ではなく、どこか自分の落ち着く場所を見つけて、そこで1~2時間過ごしてみる。
そして、自分の心と向き合ってください。
ゆったりすごして、日々の疲れを取ってください。
人間、心身ともに疲労してると、心が感じる能力が低下します。
音楽やっている人はそれが落ちると、どうしても表現力まで落ちてしまいます。
私はそういう時間をとても大事にしています。
自分が落ち着く空間で時間をすごせるというのは、とても贅沢なことです。
それがたった一杯の紅茶やランチの値段で買えるならとっても安いと思います。
そういう時間が私の感情も豊かにしてくれています。
ぜひ、心を潤す時間。
作ってみてくださいね♪