レッスンでとある生徒さんが
こんなことをおっしゃいました。
響く部屋の方がのびやかに吹けるように思う。遠くに飛ぶように思う。
そりゃ、響く部屋で吹いたら
上手くなったように【錯覚】するので
気持ちがいいですから
のびやかにはなるでしょう(笑)
そう、それ、あくまでも錯覚ですから!
痛い?
まあ、痛いでしょう(笑)
でもね、どんな部屋で吹いても
のびやかに演奏出来るように
ならなくちゃいけないんです。
というのは
会場が響く会場ばかりではないから。
まったく自分の音が
聞こえない時もある。
逆に響きすぎて自分の音が
分からなくなる時もある。
その時に、いつもの感覚でやっていると
動揺してしまって
黒歴史に残る演奏をしてしいますよ?
経験者は語る!(笑)
でも、ある程度響く部屋で練習するのは
やっぱりいいんですよね。
というのは、自分の音が
よく返ってくるので
それを拾いやすいってこと。
よい音色が分かりやすいってこと。
まあ、ほとんどの人がここで満足しちゃうんです。
わーーー!
綺麗な音でた!!!
って。
でも、そこから、是非、脱却してもらいたいんですよね。
そのよい音色が出た時の
自分の体の状態を
よーーーーーーく観察してください。
腕の力は?
どんな構え方?
指の力は?
姿勢は?
喉の状態は?
口の中の状態は?
息の支え、こんな感じ?
というのを練習しながら
体に覚えこませてもらいたいんですよね。
そうしたら響かない会場でも
響きすぎる会場でも
その感覚を思い出してやれば
いつでもどこでも素敵に
演奏が出来るんですよね。
まあ、どれだけ響くかで
タンギングを変えたり
音量考えて吹いたり
ってことはやらなくちゃいけないんですが
それは色んな場所で演奏して
身についていくものなので
徐々に慣れていけばいいと思います。
後、遠くに飛ぶかどうかですが。
それははっきり言って
自分ではわかりません!!!
飛んでる気がしてるだけです!
また痛いこと言ってますが(笑)
でも、こういう事にちゃんと
向き合わないと上達出来ないので
ここは明確に指摘させてもらいました(笑)
とにかく大事なのは
体に覚えこませる。
自然にそれが出来るようなる。
それが最終目標です。
頑張ってくださいね♪
