春からもっといい音色を出すためにアンブシュア(吹くときの口の形)を一から見直すことになったHさん。始めはまったく音が鳴らなくなり、一旦、教則本を中断していたのですが、徐々に慣れてきて音がなるようになってきたので、5月のアンサンブルの演奏会が終わってから、教則本に戻る事が出来ていたのです。
それが、前回、また急に音が鳴りにくくなり…
その時は、Hさんから、仕事で色々あってそれが胸につかえてるので聞いてもらえますか?との事で話しを聞き、少しアドバイスをしたら、その後、どんどんよい音色が出るようになったのです。
そうして迎えた今回のレッスン。
またまた音が鳴りにくく、力を抜くように指導してもなかなかうまく行きません。
なんとなく、今回は仕事じゃないなと思いました。
ひょっとして、前回、最後、すごくいい音色が出たので、今回もそれを出したい、なのに出せなくて悔しい、出せない自分はなんてダメなんだろう、とか思ってませんか?後、11月に発表会が決まって、その時までになんとかいい音色が出るように定着させたい、とか思いすぎてませんか?
ビンゴでした(;^ω^)
癖があったとはいえ、かなりいい音色が出るようになっていたものを捨てて、新しく一からやり直すってすごい大変な事ですよ。それをやってるんだから、とってもすごいんです!それに、一からやりはじめたのが3月の終わり。そこからまだ2か月ちょっと。それくらいからフルート始めた人が今の自分くらい吹けていたらどう思いますか?
…めちゃくちゃ吹けると思います
ですよね?とにかく、Hさんは気にしすぎなんです!気にしない!!!今はカスってもうまくいかなくても、うまくいかなくても、一からやり直す自分はすごいって思ってください!!!急がばまわれですよ!今、そこで考えすぎるとほんとに遠回りしちゃいます!!!焦らない!今やるべきことに集中しましょう!!!
と、20分くらい時間をとって話をしてからレッスン再開。
そしたら、見事に、ぶわーーーっと太いええ音色が(;^ω^)
Hさんも笑ってらっしゃいましたわ(;^ω^)
人間、メンタルでここまで自分の能力を抑えてしまうモンなんですよね。
うちの教室では、こんな風にメンタルの面から音色のサポートしてます!コレが売りです( ̄▽ ̄)
ピンと来たらぜひ来てさいね(*´ω`*)
写真は貴船神社に行ったときに撮った川の風景。
うまくいかない時にはこんな風景を見るのも、いい気分転換になりますよね(*´ω`*)