またまた、METライブビューイングに行ってきました!
今回は、ヴェルディ作曲の「オテロ」
原作はシェイクスピアの3大悲劇のうちの一つ
ちなみに、他の作品はリア王、ハムレットになります!
はじめは、主人公のオテロと奥さんのラブラブぶりに、チッと舌をうちたくなるほどイラつきました(;^ω^)
そんでもって、イアーゴの役の方はベテランさんだからなのか、すごく存在感あって、これ、イアーゴに食われてるじゃん…と
が。
終わってみたら。
最後にはイアーゴの圧倒的な存在感も
最後のデズデーモナの長い長いこれからの自分の運命を歌う超抒情的な涙うるうるになったアリアも
ぜーーーんぶ、吹っ飛んで、ただただ、オテロの独り舞台と化していた…
いや、アントネンコすごいわ
ほんますごいわ
はじめイアーゴの方が存在感あったのは、彼に振り回される役なんだからそういう演出だったんだなと
カーテンコールでオテロ役のアントネンコとデズデーモナ役のヨンチェーヴァが二人で挨拶するんですが、アントネンコはまだぼうっとした様子で、ヨンチェーヴァに、「あなた、舞台終わったわよ!」というように笑われてようやく、アントネンコ自身が戻ってきて心からの笑顔になりました。
それくらい、役に入り込んでたんですね。
私も、最後はオテロの感情にすっかり飲み込まれてしまって
カーテンコール中も放心状態で
噛めばかむほど味の出るするめのように悲しみが沸き起こってきて泣けてきて
終わってからトイレいったら、目が超真っ赤で
帰りの電車でも放心状態で
なんて私ってかわいそうな人間なの
ああああ神よ
我を救いたまえ
とかバカな事を言いたくなるほど、感情移入してしまいました(;^ω^)
いやー、ほんま、オペラ最高!