最近、少し吹けるようになってきた生徒さんに理論的なことを教えはじめたら…
レッスンの一コマです。
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とある生徒さん:昔、中学や高校で吹奏楽でやってた人は基礎があるから分かると思うんですけど、私なんかは、この年(私より年上です)になってから始めたので、先生のおっしゃってる事が全然わからないんです…
私:いや~~、プロにきちんと習ってない限り、基礎なんてほとんどないですよ!それに、レベルよりかなり高いことを指導しているので、理解できると思って言ってませんし、すぐに出来るとも思ってません。でも、わけわからないなりにやっていると、知らないうちに分かるようになってくるし、出来るようになってくるんですよ♪
昔、和声(和音の進行等)が分からなくて、堀井先生(星矢君の先生です)にどうしたらいいですか?って聞いたことがあるんですけど、分からないなりに、少しづつ遊びでやっていったらいいよ、と言われ、ほんとに少しづつからやりはじめました。初めはちんぷんかんぷん( ;∀;)だったけど、徐々に分かるようになったんですよ。
それと、夏・冬の合宿で、星矢君も海外の奏者も、初心者に超ハイレベルなことを教えていたんですよね。それみて、私もそうすべきだなって思ったんです!
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そうなんですよね。相手が初心者だからと、こんなレベルでいいだろう、とレッスンをするのは、とっても失礼だなと。その人が理解できるか出来ないかなんて100パーセント、こちらには分かりません。なら、分かるかもしれないという前提で教えるべきだなって。その方が受け取れるものが絶対に違うはず。
ただ、頭が混乱しやすい人には、難しいと思わないような工夫をしていますけどね。正しい事を教えていても、それが生徒さんにとって苦痛では、音楽やってる意味ないですから。